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言葉の感性を育む「ひらがな:だく音」の練習



 同じ文字でも、発音の仕方によって受けるイメージは違ってきます。このような気づきは、外国語も含めた言葉の学習で大切な役割を果たします。

 「覚えさせる」から「考えて読む」へ ‼ リヴォルヴのオリジナル動画でリズムにのせて楽しみながら、言葉に関する感性を育みながら自ら考え学び取る力を養う「ひらがな:だく音」の練習方法をご紹介します。 


🔸 練習方法 🔸

 ①  まずは単純に動画を楽しんでください。

 ② 「カラスは?」「かあかあ!」と、リズムにのせて聞いたり答えたり します。



 ③  文字に関心を示し始めたら、「か」「が」を指さして「何て読む?」    

  と聞いてみます。

 ④ 「かあかあ」「があがあ」と答えたときも、まずは「そうだね」と受

  けとめましょう。

 ⑤ その上で「が」「あ」を指さしながら、一文字ずつ発音して聞かせま

  す。

 ⑥ 大切なのは、覚えさせようとしないこと。その子自身の気づきを待ち

  ましょう。

 ⑦ 読み方を忘れたりしても、繰り返し聞いたり言ったりしながら、子ど

  も達自身が「あっ! そうだった」と思い出せるようにしましょう。


🔸音の気づきをうながし、感性をやしなう🔸


 同じカラスでも、大きくて強そうなカラスなら、鳴き声も「かあかあ」より「があがあ」の方がふさわしいかもしれません。

 「三輪車はきこきこ」と練習するときには、次のようのステップを踏んでみてください。



① 両手を顔の高さまであげて、「きこきこ」とペダルをこぐ真似をします

② 胸の高さで「ぎこぎこ」として見せます

③ 両手をさらに下げて、より低い声で「ぎごぎご」とします。 ①と ② を 

 比較して、

 「三輪車がぎこぎこだったらどんな感じ?」

 「きこきことぎこぎこ、どっちがいい?」などと聞いてみます。

 「ぎこぎこは重そう!」などという子が多いかと思いますが、中には

 「ぎこぎこの方が速そう!」という子もいるかもしれません。そんなとき  

 は ③ のように両手をさらに下げて

 「今度はどう?」と聞いてみてください。


音に関する気づきが「感性」を育みます
音に関する気づきが「感性」を育みます

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 「か」に濁点をつけたら「が」と教え込んでしまっては、言葉に関する感性も、自ら考え学び取る力も養われません。音の高さに関する気づきは、英語の発音、アクセントの練習にも少なからず影響します。多少遠回りをすることがあっても、ジェスチャーなど交えながら、リズムにのせて練習してみてください。



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